村田修一選手(元・巨人)のこと【野球のキモ】★がんばれ!! ムラタくん!!

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こんにちは、松鷹守です。

今秋、読売ジャイアンツ(巨人)村田修一選手が自由契約になりましたね。

私は子供の頃から巨人ファン。近年はこの村田がいつも気になっていたので、ちょっと書かせていただきます。

■FAで巨人入り

プロ野球ファンならご存知のように、村田は2003~2011年、横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に在籍しました。強打の三塁手として活躍し、本塁打王に2度輝いています。

2011年オフ、FA宣言をして巨人へ移籍。2012年より主力として活躍したものの、今年(2017年)のシーズン後、残念ながら〃戦力外〃になってしまいました。

残念です……いや、じつに残念。

今日現在(12/02)、移籍先は決まってない模様。もうすぐ37歳(いわゆる〃松坂世代〃)ですが、ケガには強いし、まだまだやれると思うので、早く次が決まってほしいですね。

■横浜時代

横浜ベイスターズで堂々の4番を張っていた頃、巨人にとっては怖い存在でした。いつだったか忘れたけれど、シーズン終盤の大事な試合で巨人の投手が2ホーマーを浴びて敗れ、痛いめにあったのを覚えています。

巨人の原辰徳前監督も、村田の実力を買っていました。2009年3月の第2回WBCで、原監督は彼を侍ジャパンの4番に起用しました。また2011年にFA宣言する前から「トレードで村田を獲れないだろうか」と球団に打診していたとも聞きます。

一発があり、体が丈夫、サードの守備も上手い。村田はたしかにいい選手だったのです。

■巨人時代

2012年 【打率】.252 【本塁打】12本 【打点】58

2013年 【打率】.316 【本塁打】25本 【打点】87

2014年 【打率】.256 【本塁打】21本 【打点】68

2015年 【打率】.236 【本塁打】12本 【打点】39

2016年 【打率】.302 【本塁打】25本 【打点】81

2017年 【打率】.262 【本塁打】14本 【打点】58


さて、巨人での成績です。チームの主力として、合格点が与えられるのは緑色の数字くらい(ホームラン20本台というのも正直寂しいけど)。つまり村田という選手、調子のいいシーズンと悪いシーズンをほぼ1年ごとに繰り返していたことになります。

ただ私としては、2016年シーズン中、内田順三打撃コーチの指導による「コンパクトなスイング」で新たな打撃のコツをつかんだように見えたので、2017年も前年につづき好成績を残してくれるものと大いに期待していました。

■暗黒の2017年

ところが今年(2017年)の開幕戦、三塁スタメンは新外国人のケーシー・マギーでした。一塁は大黒柱の阿部慎之助がいるため、村田はベンチ。4~5月は代打要員。6月からはしだいに出場機会が増え、7月以降はマギーが二塁に移ったため三塁を守れるようになったものの、充分な結果を残せず。

本人は相当悔しかったでしょう。自分の調子が悪いのならともかく、最初の2ヵ月はほとんど出番がなかったわけですから。

挙げ句、シーズン後に待っていたのは「戦力外通告」。本人はもちろん、我々ファンにとってもショックでした。

一体なぜこんなことになってしまったのか、整理してみます。

■球団がマギーを獲ったせい?

いやいや、巨人は阿部が離脱することを考慮してマギーと契約したのです。長年チームの主砲として活躍してきた阿部ですが、ここ数年は首のケガなど故障がち。シーズンフル出場が無理なのははっきりしています。

阿部が抜けたときは、一塁に村田かマギーが入ればいい。

球団はそう考えたのですが、シーズン序盤、阿部が思いのほか元気だったため、村田のスタメン機会がなかったわけです。

■監督が最初からマギーを二塁で使えばよかった?

これについては、多少そういう気がしないこともありません。

高橋由伸監督がマギーを二塁で使い始めたのは7月頃でした。それがもし開幕からだったら? シーズン開始から「二塁・マギー、三塁・村田」であれば、チーム成績はもっとよかっただろうか?

仮定の話なので、答えは何とも……推測ですが、高橋監督がそうしなかったのは、次のような考えがあったからではないでしょうか。

①マギーはメジャーで二塁手の経験はあるが、それほど多くない。まずは慣れている三塁からやらせたい。

たしかに、マギーは細かい動きが要求される二塁手タイプではありません。ランナーと交錯してケガをするリスクも、三塁よりは高いですし。打撃に期待して獲得した助っ人ですから、守備で余計な神経を使わせるのは避けたいところです。

②二塁は我慢して若手を使い、スタメンを張れる一人前の選手を育てたい。

巨人の長年の課題です。2006年まで在籍した仁志敏久の後、セカンドを安心して任せられる活きのいい選手が育っていません。マギーを二塁で使ってしまうと、「今年もまた若手が出てこなかったか」となってしまいます

■村田自身はどうなの?

でもね。結局のところ、「高橋監督の村田に対する信頼度がいまひとつだった」ということに尽きるんじゃないでしょうか。

上述したとおり、調子のいい年と悪い年を繰り返す不安定さ。ホームランは打っても20本台で、横浜時代にはあった迫力に欠ける。原監督時代、覇気がないとの理由で試合途中に強制帰宅させられたこともありました。

過去数年間で、もっと華々しい活躍ができればよかったんです。スタメンから外したくても外せないほどの、文句なしの成績を残せば。ホームラン王や打点王を獲るとか。

はっきり言うと、FAで連れてきた日本人選手って助っ人外人と同じですから。高いお金を出すだけに、期待値が高いんです。まあまあの結果を出したくらいでは、球団もファンも満足できないんです。

申し訳ないけれど、これが「生え抜き選手」「よそから来た選手」との差です。もし村田が生え抜き選手であれば、今オフの戦力外通告はなかったでしょう。

巨人に入団するさい、彼もそのことがわかっていたはずです

■村田はバロメーター

とはいえ、私は村田が好きでいつも応援していました。

巨人の試合を観るとき、私には指標となるバッターがいます。その人が打たないと、どうも落ち着かないんです。たとえ「10対0」で勝っても、その選手が「4打数ノーヒット」だと嫌なんです。逆に試合に負けたとしても、その選手が2~3本ヒットを打ったのであれば、「よし、次の試合は大丈夫だ」という前向きな気持ちになれるんです。

私がそう思うのは、その選手を「チームの顔」と認めているから。中心選手・主力・看板ということです。その人が打ったときは、チーム状態がいい。打たなかったときは、状態が悪い。つまりバロメーターですね。

昔だと、原辰徳中畑清がその指標でした(クロマティは違います。彼はいつもよく打っていたから)。

ここ数年は村田修一、あと坂本勇人でしょうか(阿部慎之助は違います。故障さえなければ、よく打ちますから)。

【※ちなみに、大田泰示がもし巨人の一軍に定着していればその候補でしたが、日本ハムに移籍してしまいました。】

ここに挙げた人たちに共通するのは、「クリーンナップを打つ人。調子がいいときはものすごく打つが、スランプに陥ると長い」ということです。

村田さん、あなたは私の「巨人バロメーター」だったんですよ! 紛れもなくチームの顔だったんですよ!

■村田選手に〃贈る言葉〃

村田は巨人というチームに早く溶け込んだようです。2014年からは選手会長を務めるなど(生え抜き以外の選手では初めて)、リーダーシップを発揮しました。

野球以外では、長男が未熟児で生まれた経験から「新生児医療」の支援活動として、病院への寄付・入院中の子供たちの慰問・球場への招待などをつづけています。

心優しきナイスガイ、なのです。

私にとって、村田は「生え抜きにほぼ等しい選手」でした。その彼がいなくなってしまうのは、本当に寂しい。

来年からはどのチームに所属するかわかりませんが、ぜひ1年でも長くその勇姿を見せて下さい。

2000本安打まで、あと135本。この記録は絶対に達成すると私は信じています

がんばれ!! ムラタくん!!


以上、松鷹守でした。

〈ゆるやかな惑星〉でまたお会いしましょう!

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